日本のポケットベルサービスは、1968年7月に東京23区内で開始されました。最初のサービスは、特定の電話番号に電話をすると、お客様のポケットベルが鳴動するだけのシンプルなものでした。このサービス開始時に、アナログ方式の呼出信号を送信したのが「TC-11形送信装置」です。その後、お客様の増加やサービスの多様化、受信機の小型化などに対応するため、世界に先駆けてディジタル化が進められ、1978年8月から200bpsディジタル信号方式によるサービスがスタートしました。  
1989年には、文字情報を送信するなどのサービスの高度化と高速化を図るため、1,200bps方式が開発され、この高速ディジタル信号を送信するために導入されたのが「TC-15形送信装置」「CE-15形A符号化装置」でした。  
ポケットベルサービスは、その後も自由文の送信を可能にするなど高機能化が進み、カードタイプやペンタイプなどデザイン性に富んだ多彩な受信機の登場と相まって、1990年代には、若い世代を中心とした「ベル友」ブームが到来するなど、一般利用者向けの「どこでもつながる」移動体通信機器として発展しました。