1970年の大阪で開催された日本万国博覧会(通称:大阪万博)は、6,400万人以上の人々が来場した一大イベントでした。このワイヤレステレホンは、電気通信館での一般公開を目的に開発されました。電気通信館への来場者は、約65万人にものぼり、その多くの方々が、この「未来の電話」を体験したのです。海外からの来場者も多く、NTTの技術力を広くアピールすることになりました。
この時の様子がモニターされたことで、ボタンを人差し指ではなく、親指で押す傾向や、通話ボタンを押して「ツー」という発信音がする前にダイヤルを始める人が多い、といったことが分かりました。そして、後のPHSや携帯電話の開発に活かされたのです。