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展示パネル情報

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コンピュータとモバイルのひろば

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5.技術史のラウンジ

H.文字・画像の通信とサービスの技術(DIPS、電報)

H.文字・画像の通信とサービスの技術(パケット、画像、データ)

I.モバイルネットワークの技術

J.インターネットの技術

III.コンピュータとモバイルのひろば

文字・画像の通信とサービスの発展
コンピュータを電気通信のために
電信から文字・画像サービスの多様化へ
非電話系サービスの多様化とネットワークの変化のPDF画像の一部

通信ネットワークは、通話を目的とした電話網から始まり、コンピュータ通信を実現するデータ通信網との混在型へと進展した。その後、音声とデータを一元的に処理できるISDN網が出現し、それぞれのネットワークが統合された。近年では、インターネットの普及に伴いOCNが登場し新サービスの提供が可能となった。

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コンピュータを電気通信のために
NTTのコンピュータ開発の原点
パラメトロンのMUSASINO-1号(1957年)
パラメトロンのMUSASINO-1号のPDF画像の一部

電電公社電気通信研究所で1955年に試作開始、1957年に完成、所内で3年間使用された。日本独自の固体素子パラメトロンを使用してIlliac I* と同一のアーキテクチャとし、ソフトウェア互換を実現したディジタル計算機である。日本のコンピュータ技術の基礎を築いた試みのひとつである。
*1950年代にイリノイ大学で開発されたコンピュータ。

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大局用料金計算のためのコンピュータ
CM-100形計算機(1966年)
CM-100形計算機のPDF画像の一部

パラメトロンからトランジスタへ
MUSASINO-1で使われたパラメトロンには高速化でも製造面でも限界があり、以後トランジスタの採用となった。最初のトランジスタ電子計算機CM-100では、先行制御、多重プログラムなどの技術が駆使され、成果は後のDIPSの開発に結びつくこととなった。

CM-100形計算機のPDFをすべてを表示する

移動通信サービスの発展
無線電報からセルラー方式へ、衛星通信へ
移動通信サービスの発展(1957年)
無線電報からセルラー方式へ変遷年表のPDF画像の一部

最初の移動通信サービスは海上の船舶と電報をやりとりする無線電報サービスであった。その後超短波帯の開拓と回線接続設備の進歩で船舶や列車などの公衆電話サービスが登場した。個人用の電話サービスはマイクロ波帯のセルラー方式の開発で可能となった。

無線電報からセルラー方式へ変遷年表のPDFをすべてを表示する

移動通信ネットワークのPDF画像の一部

無線技術と回線制御技術の結合
自動車・携帯電話のような個人電話サービスの実現には、〈セルラー方式〉による無線ゾーンの細分化と多重アクセス、〈位置登録〉〈通話中チャンネル切替え〉などの回線制御技術が必須。これらの結合で本格的な移動通信時代が到来した。

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最後まで〈トン・ツー〉を使っていた長崎無線電報サービスセンタの通信卓
長崎無線電報サービスセンターのあゆみのPDF画像の一部

長崎無線電報サービスセンタは、モールス通信による無線電報の拠点として1999年1月まで船舶と通信を続けた。1970年頃には年間90万通の無線電報を取り扱ったが、年々取扱通数は減少し、1999年2月から船舶との通信手段は、モールス通信に幕を閉じ、衛星通信へと移り変わった。

長崎無線電報サービスセンターのあゆみのPDFをすべてを表示する

長崎無線電報センターの設備のPDF画像の一部

長崎無線電報サービスセンタ通信卓の最後の主要機器
通信卓には、モールス通信による船舶との通信のほか、新しい電報技術も多く使われていた。

送受信機遠隔操作部
船舶との電報送受信に使用する送受信機は、送受信所(アンテナのある所)に設置しており、それを通信所(オペレータがいる所)から遠隔操作するための装置船舶から受信したモールス符号をFS信号に変換する際に、周波数や利得などの微調整及び受信アンテナの選択を行い安定した受信状態をつくる。また、送信機の切替を行う。

無線電報入出力装置(S-DISP)
海岸局における集配信業務等を行うSMARTの入出力装置で、モールス信号で受信した電報を入力し、SMARTを介して電報全体のそ通業務を行うTXASシステムに送信される。また、SMARTから船舶あての電報が配信され、オペレータを介してモールス信号により船舶に送信される。

短波印刷電信装置(NBDB)
激しいフェージングや混信など電波伝搬の影響で発生する伝送信号の誤りをARQ方式またはFEC方式によって自動的に訂正する自動誤字訂正機能を有する信号伝送装置
(自動誤字訂正装置は、短波印刷電信装置の一装置)
ARQ:自動再送請求方式 Automatic Reguest for Repetition
FEC:自動誤り訂正方式 Forword Errer Correction

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